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030627  「GUN SLINGER GIRL 2  相田裕:著  メディアワークス
 第二弾。
サバゲ板で評判の悪い「VP70」と「シグだからジャムらないと油断したか」が出てきますが…。「シグ」云々は確かにプロフェッショナルな雰囲気を演出しようとして、かえってオタク臭くなったという感じがしますが、「VP70」に関しては銃器ネタの一環として許容できる範囲なんじゃないですか。

 適役の得物としてベレッタが登場しますが、
ガバメントの後継としてのM92が示すように、ベレッタというのは実用品としての側面が強く、車に例えるならハイエースとキャラバンくらいマニア趣味の入り込む余地のない、要は「つまらない」銃として登場しているのではないかと思います。

 相変わらずトリエラがかわいいっす。
というか、薬が少ないだけ、まだまともな人間関係だというだけなのかもしれませんが。スリングワイヤーとか凶悪な代物も使いこなしてますが(身長がないと使えないな)、あのシチュエーションでトレンチガンはあり得ないのではないかと…。せっかく1巻で、MP5っぽいSMGだかカービンライフルだか(銃器に一々厳密なモデルがあるらしいので断定するのがめんどくさい)を使ってるのにね。

 クラウスとアンジェラのエピソードもなかなか。
底抜けに暗い話なのに、本人達にとっては、たとえ一時なりとも幸せな今を生きている、という皮肉がシリーズの肝のようだ。
 
030620  「NANA 1〜8  矢沢あい:著  集英社
 超絶ダメ人間のお話です。
誰かが研究室に持ってきたヤツを、実験の待ち時間に借りて読んだのだが。読んでいるうちに PCR が終わって(厳密に言うと PCR ではない)、サンプルを Sequencer にかけて帰れるくらい時間がかかってしまわれました。(←日本語間違い)

 ああ深夜実験の魔力。

 なぜ朝日を浴びながら家路につかねばならんの?

 しかも二日連続で。

 しかも、その方が体調がいいし、実験も進むのはなぜ?

 などという話はさておき。
この話、ストーリーは非常に面白いのだが(小ネタも)、なんせ主人公の片割れが超絶ダメ人間で、ナニかといっては腹の立つ騒動を起こすが、それがこのハナシのキモなので痛し痒し。

 なんかちょっとだけ、
KAOLUの言う別学の人格形成に与える優位というのを納得したというか。世の中がこんなダメ人間ばっかりだったら(でなくても、こんな人間がけっこう多いとしたら)、そんな学校生活はまさしく煉獄の名にふさわしい。男子校で良かったかもしれん…。


 
030616 久々更新  
 なんか良く分からず、
実験が低調だったのに引きずられて、私生活も沈み気味でした。

 やっつけで更新したので、
リンク抜け等が散見されると思いますがご容赦のほど。
 
030615  「分岐点  古処誠二:著  双葉社
 今度は太平洋戦争末期の内地での学徒動員の話です。
また辛い時期の話を、まだ若い作者がまるで見てきたように……辛いっすよ、これは。実際。今回はミステリではないんだけど、ミステリばりの「理論」が通った物語である。クライマックスでの登場人物のせりふには、ただもう……
 
030608 赤鼻のリブレット  
 実は良くあるネタなんだが、
リブのトラックポイントがすり減ってきたので、Think Pad 用のキャップを買ってきて交換してみた。純正の交換キャップ(青)もどっかにあるのだが、探すのが面倒だったので SpaceSaverII の予備も兼ねて若松通商で購入。Think Pad の赤キャップは、純正のモノに比べて「直径」も「背丈」も「取り付け穴」も大きい。「背丈」は切らないと収まらないのでかなり切る。すると、「取り付け穴」の径はなぜか二段になっており、小さい方の径ではぴったりリブのものと一致する。それでも「背丈」はキートップをやや超えるのだが、ぎりぎり液晶には干渉しない位置であるようで、むしろ操作性が向上して使い勝手は良好。直径がでかいのは操作性には影響しない模様である。(ただしキートップよりやや上に来るので、「B」をたくさん打つヒトはタイプ時に指が引っかかって邪魔かも)

 で、おおむね気に入っているんだけど、
リブの外観があまりにも Think Pad に似てしまってアイデンティティーの危機に直面する(苦笑)
 
030607 人生色々  
 朝5時起き、睡眠時間4時間で
海釣りに行き、小舟の上でばっちり船酔い。久しぶりに生まれてきた事を後悔しました。 迷惑をかけた皆さんごめんなさい。 早めに下ろしてもらって岸壁でくたばっていたら、そばで小舟を引き上げていたオジサンに哀れまれて最寄り駅まで送っていただきました。 ありがとうございました。人のなさけが身にしみました。

 で、精神的にはこの時点で死んだのだが、
渋谷で次の約束があったため、東海道線で東京方面に移動。横浜から東急の方が早くて安いのだが、立ち上がれなかったのでそのまま東京まで爆睡。(ATOKは「爆睡」を一発変換できます!)東京まで来てしまってから、時間が余っている事に気づく。時間つぶしに秋葉へ。安いモノをチョコチョコと購入。

 で、次の約束の渋谷へ。
飲み始めるなり驚愕の発表があり、動揺するあまり「それは前例はあるんですか?」などと実につまらない事を質問する始末。当事者の方々には深くお詫び申し上げたいような気も……。もっとも一部他の人たちの動揺っぷりも凄くて(ネタには見えなかった)哀れみを誘った。
 で、行く予定の無かった二次会にまで顔を出したのだが、
しばらく会っていなかった先輩達と、ず〜っと「兵器」「セキュリティー」「野球」についての話をしていて「驚愕の発表」について話題にせず。

 帰りの電車の中では、
右隣に座ったラッパー風の巨体の兄さん2人が、座席に幅をきかせながら、極めて真剣にスニーカーとTシャツの仕入れについて議論しており、左隣に座った女の人がシクシク泣いており、実に人生は色々であるなと感じ入る事しきり。
 
030606 日本ハムファイターズ vs 福岡ダイエーホークス  
 父親がタダ券2枚をもらってきた。
せっかくなのでもう1枚券を買って、父と弟と私の3人で見に行くことにした。 それにプラス弁当やら飲み物やらを買ったので、なんだかんだで結構球場にお金を落としてしまった。タダ券もそれなりの効果はある。 ホームの日ハムのファンサービスはかなり念入りで楽しいモノだったが、お客の入りはアウェイのホークスにも負ける始末(悲) 試合運びはまぁまぁ楽しく、両球団とも残塁の山を築いて日ハムが勝ちました。 球場で我が家が応援した側のチームが勝つのは初めてです(笑) けっこう嬉しかった。

ちなみに、東京ドームには巨人のグッズは多かったが、日ハムのグッズは皆無だった。