021128 「ちょびっツ 8」 CLAMP:著 講談社 |
完結編。 もう一波乱あると思ったのに、以外とあっさりと完結。描くのに飽きたのか? 「ヒトとヒトでないモノ」の間の違いについて 「プログラムの有無」とかで安易に決められてしまうと、 私の趣味としてはイマイチと言わざるを得ない。 |
021125 苦言を呈された |
ええと、前掲の、 「作品は独立して読むべき」という私の持論について、「背景まで読むように作ってある作品は背景まで読めよ」というお叱りを頂きました。(というように理解しております) いや、そうなんだけどさ。 背景知識を共有していることを前提に作られている作品っていうのがあることは、もちろん理解していますよ。例えば吉岡平とか伊藤明弘とか、多くのオタクターゲット作品は、ある偏った背景知識を共有していることが楽しみの1つでもある。今やっている「Panzer Front」なんかも、「あぁ、これを作った人は分かってる。分かってくれている。」というゾクゾク感が売り物だと思うし、もちろんそういう「分かっている」感は大好きだが、それ抜きには成り立たないというのではいかがなモノかと思うわけよ。 「独立作品」論てのは割と昔(多分高校生くらい)から自分の中で続いている考えで、だからその成立の背景は忘れちゃったんだけど、今から振り返って、その成立の過程を再現してみると…… 1.「背景まで読むと面白い作品もある」 と、建前上は言わざるを得ないでしょう? 実際にはそんなイデオロギーがあるわけじゃなく、背景知識を楽しむ作品は、それはそれで楽しんでいるけれど、どこら辺からがダメなのかは、単なる程度問題なんだけど、でも「どっちか?」って聞かれたら、背景知識に頼らない作品の方が「偉い」と思う。 「どっちが偉い」とかそういう考え方自体が子供っぽいし、そこら辺は「程度問題」で片づけるのが大人の態度なんだと思うけど、まぁ商売じゃないんだから、これくらいイイじゃないか。 >おおきくなろうぜ。 え〜、そんなのイヤだ〜(笑)。 おおきくならないとダメですか (^^; |
021124 「悪夢制御装置」 篠田真由美・ほか:著 角川文庫 |
ホラーアンソロジー。 ホラーもアンソロジーも好きではない。ホラーは「怖い」という以外に何もないし(何かでホラーは「筆力が要求される」と書かれていたが、その通り。内容が無いから、描写のみで怖がらせないといけない)アンソロジーは本としての統一感が感じられないことが多い。 というわけで、嫌いな要素が二つも重なった本を何で買ったかというと、いちおう「乙一」は全部買っとけリストに入っているので。でもやっぱり外れ。 この本で比較的面白かったのは「ラベンダー・サマー」かな。あとはどうでもいいや。 |
021123 飲み会 |
久しぶりに、
とある集まりに出かけて、友人やら先輩やらと飲む。配置の関係上、隣に座った軍事マニアと泥沼の消耗戦…ではなく、でも泥沼っぽいミリタリー系馬鹿話をする。お前なぁ「ガリルが好き」とか言ってゲテモノ指名で通を気取ろうっていう魂胆見え見えだぞ。といって「あんたは何が好きなんだ」と問われれば「L1-A1が好き」とか言って渋好みを気取ろうとする私もどうか(笑)。 こんな話をするのも久しぶりだなぁ…と思いつつ、軍事マニアもアニオタに負けず劣らずタチが悪いことを知る。 少し前にも話題にした、 「真の戦争アニメ」という話は、「そんなにニーズがない」の一言で葬られました。合掌。 「お前は表面的なことに捕らわれすぎる」というお言葉を頂きました。 おっしゃる通りです。表面と内面、どちらが真実に近いだろう?それはきっと表面に違いない。世界には表面しか存在しない。この目に見えるモノが全てだ。……という発想を好んでしがちです。ある程度は意識的なモノですが、なんでそうなったかは、ちょっと思い出せないですね〜。 調子に乗って飲み過ぎたので早退。 |
021122 最近のアクセス傾向 |
MI-J1 や GW-NS11H に関する検索が多く観測されています。申し訳ないですが、そんなに技術的な解説は載せていませんので御了承下さい。「GW-NS11H 熱」という検索には同情を禁じ得ませんが…。
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021120 だまし絵 |
同僚宅で夕食会となったため、普段は見ないサッカーの中継を見る。 通常のロングショットでスタジアムを見ていると、ゴール横の両サイドにスポンサーの看板が立っていた。「プレーの邪魔になんないのかな?」と気になったので、何度かゴール周辺のクローズアップが出た時に看板を確認しようとしたが、それらのカットでは看板が映っていなかった。「ははぁ、これは噂に聞く、合成によるテレビ画面上のみの広告だな」と思ったのだが、さらに良く見てみると、さにあらず、その看板は、「合成」ではなく「だまし絵」だったのだ。ロングショットのカメラアングルはほぼ一定であるから、その角度から見ると、まるでゴール両脇に看板があるかのように見えるのだが、実際にはそのように見えるように、フィールド上に描かれただまし絵だったのである。なので、クローズアップのシーンを良く見ると、フィールド上に斜めにつぶれた看板が描かれているのが分かる。ローテクにして必要十分の効果であるなぁと、看板の真上でプレーする選手を見ながら感心することしきり。 |
021118 本の話 |
研究室の先輩と本の話をした。 普段、講談社ノベルス系の新本格の話しかしない先輩と、まさか神林長平や梶尾真治や牧野修について話が出来るとは思わなかった。ましてや、「牧野修は『MOUSE』がイイよね」なんて話が出来るとは。ちょっと幸せな気分であった。 |
021117 立川防災航空祭 |
毎週航空ショーがあるので忙しいです。 BGMに「映像の世紀」を流すのは止めて下さい。ビビリます。 |
021116 「おおきくなりません」 白倉由美:著 講談社 |
偽書疑心の計。 かんりにん は、疑心暗鬼に陥っています。 いや、物語としては割と心温まるファンタジーなのである。 鶴田謙二の挿し絵もしっくり来ているし、物語自身は楽しく読めた。 1つの物語は1つの物語として、 その創作上の背景や他の物語との関係などは無視して読むべきだ、というのが私の持論である。 作者の意図や、他の作品による影響などを深読みするのは、 物語の独立性を損なう読み方であって、読者を不幸にするだけだ。と、私は信じている。 しかし我々は白倉由美がどんな作家なのか知っている。 知っているからには疑心暗鬼にかられずにはいられない。 本当に白倉が、こんなまとまった話が書けるのか? とか、 この物語はどこまでが事実で、どこからが創作なのか? とか、この作者は本当は大塚英二で、作中にあるとおり だんなが妻の原稿をゴーストライティングしているのではないか? とか……考え出したらキリがない。 表紙絵に引かれて、作者について何の知識も持たずに買った者は幸せなり。 |
021115 特になし |
トップページが寂しいので、 タイトルどおりカラスの写真を載せようかと思ったのだが、まぁ当然と言うべきか、カラスの写真なんてそうそうない。1枚だけ妙に印象的な写真があったが、ネガが見あたらず、やむを得ずプリントからスキャン。その上これはたぶんハシボソガラス(Carrion Crow) じゃなくてハシブトガラス (Jungle Crow) なんじゃないか? まぁこの写真は割とお気に入りなんだけど。 |
021114 あずまきよひこ のホームページ |
を、見たら
ツインリンク茂木で開催されたアエロバティクス日本グランプリの写真が。話の合う男のようだ。
使用機材は EOS-3 に EF100-400IS って、航空ショーの撮影にはほとんど最強の組み合わせ。
彼の写真の腕は、機材が高価であることを差し引いても、かなりうまいと感心。Contax Aria も持ってるのか。うらやましい。 研究室の人たちと、しばらくカメラと写真の話をする。 |
021110 木更津航空祭 |
前日実験で遅くなったため、 3時間しか睡眠時間がとれず、開門に間に合わないので東京湾アクアラインをゴー。ほとんどトンネルだからつまんねー。トンネルの中は単調で、電光掲示板が「スピード落とせ」「車間距離注意」と表示し続ける暗〜い道。 地上……というか海上に出る手前の上り坂で、「上り坂、スピード低下注意」と「スピード落とせ」が同時に出てきたときはどうしようかと思ったが。 今回の目的は父上が購入した EOS-Digital の実用試験。 と思ったら普通のカメラの方のフィルムと電池の予備を忘れて、試験どころかぶっつけ本番に。カメラ・電池・フィルムの予備を忘れるはカメラマン不覚悟。かなり凹んだ。ボディー一台っきりでは不便でしょうがない。 さて肝心の航空祭。 ヘリコプターの展示飛行は、あちこちで見てきたので大して期待もしていなかったのだが、これが凄かった。総勢数十機のヘリが同時に離陸し、会場上空を編隊飛行、というのはセオリー通りだが、大音響のワルキューレをBGMに、倉庫の陰から低空で登場するヘリの大編隊という演出にはかなり驚いた。 やりますね自衛隊さん。 撮った写真とかはまた後日。 |
021108 「クビキリサイクル」 西尾維新:著 講談社ノベルス |
先輩から貸し付けられた。 しかし登場人物ががミステリの登場人物であることを自覚しているミステリはタチが悪い。それ以外は思いのほかオーソドックスなミステリ…と思えば多重入れ替わりトリックに二段オチ?リアリティー放棄したような設定の割には動機と手法がリアルなのが落ち着かない。クビキリとリサイクルをかけてるのかな? |
021107 初TA |
遠心機はバランスを合わせなきゃダメよ〜とか、チューブは火元で開けないと無菌操作にならないよ〜とか、そんなことを3時間ばかし続けて日当1万円というのは、まぁ楽ではあるのだが……。意識レベルが学部二年生並みに下がってしまって、しばらく実験不能に。
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021106 夜中にTVKでやっていた変なアニメ |
例によって録画で見ているので時間はずれておるが、 秋葉原をネタにしようと、ビッグサイトをネタにしようと知ったことではないが、神聖な二式大艇を何だと思っておるかっ(怒)! 世の中にはミリタリーマニアよりアニメマニアの方が多いのかね…。 |
021104 とりとめもない |
「プリンセスチュチュ」を見て、 そんなにカラスを嫌わなくても……と思うと悲しくなる。 「灰羽連盟」を見て、 カラスが嫌いな人ばかりじゃないよな、と、ちょっと安心する。 Cgiboy のアクセス解析を見て、 ここのエラーコードはなぜドラえもんネタばかりなのかと首をひねる。 |
021103 「虹の家のアリス」 加納朋子:著 文藝春秋社 |
一時の中だるみは脱した感があるので一安心。 ミステリを読み慣れた、疑うことになれた人をさわやかに返り討ちにするトラップあり。返り討ちにされたミステリマニアは心に深い傷を負うこと間違いなし(苦笑)。さわやかな作風に見せかけて、作者はかなりの策士というか何というか……。 |
021102 「トリガーマン 1 2/5」 火浦功:著 朝日ソノラマ |
今度の絵描きは .45ACP が何だか理解していないようです。 それ以前に装弾数13発のリボルバーって何かおかしいと思わないのか。 |
021101 ドイツの戦車は世界一いぃぃぃ! |
いやソ連の戦車も強いぞ。 しかし箸にも棒にもかからないのがアメリカの戦車。 なにしろシャーマンしかない。 せいぜい砲を換装したシャーマンしかない。 車高が高いっ! ということで今日は Panzer Front で操縦できる戦車の乗り比べだ。
…等々。ヨーロッパ戦線の話はとても楽しいのだが、知っている人が少ないので絡めないのが残念。ガンダムマニアの後輩を見るたびに、「お前には分かるまい…」と言ってしまう。今やってるガンダム醜いよ。やっぱり人型をしている兵器は生理的に受け付けない。モビルアーマーはまだいいよ。しかし量産兵器も登場しないようなアニメは、見ても「子供向けのヒーローロボットモノ」程度にしか見えねーんだよ。 だいたいなぁ、戦争ってのはそんなんじゃねーんだ。もっと地味で知的なモノなんだよ。ましてや宇宙戦争ってのはなぁ、彼我の相対速度が云々、燃料残量や機体の質量がどうのこうのっていう、もっと深くて静かなモンなんだよ。そういう点で、戦争アニメって言えるアニメがどれだけある? 戦争の悲惨さを語りかける反戦教育アニメじゃないよ。 ただ戦争が描きたいがために戦争を描いている戦争映画的アニメがどれだけあるよ? |