表紙へ 先月分 翌月分


040830   「世界の駄っ作機 番外編 〜蛇の目の花園〜   岡部いさく:著   大日本絵画
 本編の方がダレ気味なんだけど、
こっちは面白かったよ。コラムも面白かった。

 アマゾンのユーザーレビューにすごく否定的なのがあったので、
多少カウンター気味に肯定的意見を投稿してやったら粘着されたよ。ユーザーレビューで粘着ってありえないだろ……。まぁ、煽ったんだけどさ。いくらなんでも、ユーザーレビューに書いたのは誉めすぎだけど、ミリタリーマニアの存在意義については本音ですよ。

 あと、
粘着さんが「関東の特定の県の方々をちゃかすような表現」って言ってるのは「埼玉県で作ったムスタング」みたいな表現だと思うけど、岡部いさく の出身地は埼玉県らしいよ。やだね、言葉のニュアンスを読めない人はw
 
040813   「雲の向こう、約束の場所(予告編)   新海誠   
 ようやく出てきましたなぁ。
パイロットフィルムと比較すると、全体にディティールが現実味を帯びた物になっているようなのだが(病名がナルコレプシーになってたり)それで雰囲気が損なわれているような気も……。パイロットフィルムにあった「海峡の向こう、ユニオン占領下の北海道」というフレーズがとても気に入っていたのだが、削られてしまった。残念。本編で登場するのを期待してます。
 
040810    美浜原発事故    
 なんてこった……亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
割と言われていることだけど、二次冷却系での事故ってことは、原発事故という特殊な事故ではないわけで、むしろ問題は深刻なのではないだろうか…。こういう事故が起こるのも不景気のせいなんでしょうか……。
 
040808   「斬魔大聖デモンベイン―機神胎動   古橋秀之:著   角川文庫
 エロゲのノベライズなの?
冒頭のノリは結構イイ感じと思ったのだが、通して読むとストーリーにメリハリが無く平板な印象。ゲームの方をやれば印象もまた変わってくるんでしょうか?
 
040807   「恋恋蓮歩の演習   森博嗣:著   講談社文庫

 
040806   「Uボート      
 ちょっと前にテレビで放映されてたのを録画で見た。
実は見るのは3回目くらいだと思うのだが、完全にストーリーを忘れており、すっかり楽しんで見てしまった。しかしエンディングは戦争賛美を避けるために取って付けたような気もするような、これでなくてはならないとも思うような……。ディレクターズカット版は3時間以上もあるので、そっちを見るとまた印象も変わってくるのかも知れません。ちなみにテレビで放映したのはCM抜きで2時間でした。
 
040805   「スチームボーイ      
 つまらないと評判のスチームボーイを見てきました。
さすが「スプリガン」の大友克洋。案に相違せず、すげえつまらなくて大満足でした(笑  ここ数年の本邦の作画力の何パーセントかがコレに食われたと思うと凄ぇ笑えます。「作画クオリティーだけが問題ではない」というのが実に良く分かるというか。 まぁ、近年の大作と呼ばれる劇場アニメの作画クオリティーを考えると、それほど超絶描き込みというわけでもないんですけどね(別に不満もないけど)。

 科学者は戦争に対してどうあるべきか?
という強烈な問いかけに対する答えは、「んなこと知るかボケ。何のためにヤルのかって? それが可能だからに決まってるだろう?」という、科学者としては非常に正しい返答で笑えます。大友克洋にそんな認識があったかどうかは知りませんが。「ヤったらどうなるか? 馬鹿な質問だなオィ。 もうヤっちまってるんだよ! 見てみろスゲェだろ! これを見ちまったら世界は変わるよなぁ」とか。実際、この映画の在り方自体がそういう感じなので、本当にそういうメッセージ的な映画なんじゃないかと本気で心配してみたり。ほら、「ストーリーが破綻してる? んな細いコトはイイの! それよりここにもう一本シリンダー付けようぜ!」みたいなこと言いたいんじゃないかと心配になるでしょ?(ならない?)

 やりたいことをやるというのは、まぁ良いことだと思いますが……。
あと細かいことですが、必ずしも科学と工学を分けて考えるのが良いとは思わないけど、ここで話題になってるのは技術とか工学とか言った方が良さそうな気がしました。
 
040804  近況    
 下地島に行く算段をしたり、カメラを掃除したりしてる間に夜が明け、やむを得ず実験を片づけて帰って寝て起きたら昼過ぎで、家に言えても飯が食えないので大学に出るが、あまり実験する気がせず(以下繰り返し)というような生活。まずい。

 でも幸いにして今月は「やりたい実験」はある。
思いつきを使い果たしてしまって「やれる実験」をやっている時、あるいはさらに悪化して「やれる実験すらない」状態は非常に辛い。今月はそれほどでもない。ただ単に、夏ばてで怠いだけ。

 「シルミド」が見たかったけど終わってしまい、「ブラザーフッド」が見たいのだが終わってしまいそう。一月ほど前に録画した「Uボート」が見終わらない。何度か見たはずなのに面白い面白い。「スチームボーイ」の評判が極めて悪いので、ぜひ見に行こうと思う。研究室の後輩もつまらないと言っていた。アリムーから貰った「ブラックホークダウン」はまだ手も付けていない。手を付けるヒマがあるだろうか?


 
040802  後輩の話を聞くような    
 後輩の家で飲み会発生。
後輩U&Hに拉致られる。例によって男ばっかり。

hira は人間に多くを求めすぎだと思う。

040801   「小生物語   乙一:著   幻冬舎
 乙一の嘘日記本。
なんでこんな本買ったんだオレ?

 森博嗣の日記本とかに比べると情報量が(ホントもウソも合わせて)1/10も無いことを考慮すれば、その割には健闘していると見るべきかもしれない。読んでいる間はそれなりに面白いのに、後書き(日記なのに後書きがある)が弁解がましくて不快なところは間違いなく乙一作品の特徴であると言えましょう。